さいしょに

新築住宅に必要な経費としてあながち油断できないのが火災保険です。
火災保険に加入することによって、万が一の火事から大切なマイホームを守ることができますが、
加入に関しては必須ではなく、内閣府の調査によれば加入者は全体の8割程度のようです。
せっかく完成した一軒家に何の保証もかけない場合も珍しく、多くの方が加入している火災保険ですが、
保険会社によって保険料や補償内容は様々です。
今回は、2022年にタマホームで家を建てた筆者が、マイホームと一緒に契約した
タマホームの自社保険について詳しく解説していきます。
保険料や補償内容はもちろん、ハウスメーカー経由の保険だからこその独自のメリットまで紹介しますので、
タマホームオーナーに限らず、火災保険にお悩みの方はぜひ参考までにご覧ください。
- タマホーム自社保険の保険料と補償内容を知りたい方
- どの火災保険に加入したら良いか迷っている方
- 新築住宅で後悔しない火災保険選びをしたい方

タマホームは自社で火災保険も用意してくれてるんだな。

火災保険は多くの保険会社で取り扱っている商品ですので、自分で探して契約する方も多いようです。ハウスメーカーの自社保険内容も比較対象としてぜひ参考にしてみてください。
火災保険の他にも、筆者がタマホームで家を建てた建築費の総額を別記事にてまとめてあります。
参考までにこちらもぜひご覧ください。
1.保険料と補償内容

まず、保険料について紹介します。
筆者の場合の保険料は10年間分で税込242,720円でした。
わが家の詳細情報と補償内容は以下の通りです。
物件種別:専用住宅物件
耐火基準:省令準耐火建物
構造級別:T構造
延床面積:117㎡
○住まいの保険(火災・風災・水災・盗難・水濡れ):2,300万円
○地震保険:建物1,150万円+家財350万円
(全損…100%、大半損…60%、小半損…30%、一部損…5%)
○家財保険:700万円(破損事故時免責額5,000円)
○特約(建物付属電気機械的自己保障特約、臨時費用保障特約)
特徴として、タマホームの火災保険には標準として火災のほかにも風災・水災・盗難・水濡れに対する補償も含まれており、
それらを合わせて「住まいの保険」と表現しています。
しかし、災害の中でも地震に関してはこの「住まいの保険」に含まれず、地震保険は別途加入する必要があります。
家電や家具などが対象となる家財保険も対象外ですので別途加入が必要です。
各項目の詳細については後述しますが、保険料からもわかる通り、かなり手厚い補償内容となっています。

10年分とはいえなかなか高いんだな…

保険料は一般的に見てもだいぶ高いほうだと思います…
ぼったくりではなく、高いなりの理由もちゃんとありましたので紹介します。
自社保険のメリット
ハウスメーカー自社保険の最大のメリットは、有事の際にハウスメーカーの担当者に連絡するだけで、
保険に関わる手続きをすべて代行してもらえることです。
実際に火災などにより建物に影響があった場合は、本来であれば契約者本人が保険会社に連絡し、
書類のやり取りや損害写真の送付などの手続きを行わなくてはなりませんが、
タマホームの自社保険は保険会社の東京海上日動と連携しているため、
保険会社との面倒な手続きをタマホームの担当者にお願いすることができるのです。
補償されるかわからない微妙な事故でも気軽に顔見知りの担当者に見てもらうことができるし、
コールセンターへのわずらわしい電話もする必要がありません。
火災保険は家を建てたハウスメーカーの商品に必ずしも加入する必要はありませんが、
筆者はここに他にはない独自のメリットを感じたため、他の保険会社は選ばず、自社保険に加入しました。

タマホームの担当者が窓口になってくれるのは助かるな。

馴染みのない保険会社だといざという時すぐ連絡できなかったりするので、
窓口が一本化できるのは大きなメリットです。
2.住まいの保険

「住まいの保険」は火災保険のメインともいえる損害を補償する内容となっており、
火災・風災・水災・盗難・水濡れによる損害を補償してくれます。
火災保険は一般的に建物の建築費全額を補償限度額として設定するため、筆者宅の建物限度額は2,300万円です。
家財に関しては1口100万円の補償をつけることができ、家全体の家財総額から7口の700万円を限度額としました。
火災は火事のみならず、落雷による破裂や爆発も含まれます。
風災は台風による屋根や窓ガラスの破損はもちろん、雪災や雹災による被害も対象となります。
水災は大雨による浸水が対象ですが、「床上浸水または地盤面より45㎝を超える浸水」とかなり大規模な浸水時に条件が絞られています。
なお、浸水への補償に関しては特定設備水災保障特約というオプションを別途選択することで、
床下浸水や、室外機・エコキュートの電気設備の浸水による被害も補償できます。
筆者宅の土地は高低差により若干海抜が高いためそこまでのリスクはないと判断したため、この特約はつけませんでした。
盗難は泥棒が入った際の窓ガラスや室内の破損を保障してくれます。
水漏れは水回りの排水パイプ等の破損による被害が対象となります。
これらの項目が基本パックとして設定されていることから、筆者はすべての保険に加入しています。

なんかこれだけでだいたいのリスクは対策できてる気がするけどな。

火災保険なんだから火事にだけ対策したい!という方はこの保険だけ選んでもよさそうです。
3.地震保険

タマホームの保険は地震が火災保険に含まれていません。
地震保険自体はタマホームの保険にも商品としてあるため、
こちらを別に契約することで火災保険とセットで補償することができます。
地震保険の補償限度額は最大で火災保険の半分までと法律で定められています。
したがって、筆者の補償額は火災保険の半額となる建物1,150万円、家財350万円です。
また、地震保険は一般的に建物の損害具合によって保障される割合が変わりますが、
タマホームの地震保険も同様に、全損…100%、大半損…60%、小半損…30%、一部損…5%と定められています。
何をもって大半損や小半損と判断するのかは保険会社の基準に準拠するため、自分で決めることはできません。
なお、タマホームの地震保険は地震以外にも津波、噴火といった自然災害による被害も補償対象となっています。

地震は一番身近な災害な気がするから「住まいの保険」に含めてほしいな…

補償額や割合など火災保険とは性質が少し違うからなのかもしれませんね。
4.家財保険

建物のみならず、家の中にある家具や家電に対して保証してくれるのが家財保険です。
こちらも加入は必須ではありませんが、災害によって故障や破損が起きてしまった場合にも保証してもらうことができます。
ここまでは一般的な家財保険の特徴ですが、
タマホームの家財保険は、偶然起きてしまった破損事故も補償の対象に含めることができます。
例えば、
「子どもが窓ガラスを割ってしまった」
「テレビを移動させようとしたら落としてしまった」
といった、日常で起こりうる偶然の事故にも家財保険が適応され、保険金が支払われるのです。
ただ一点、このような偶然事故の補償の場合、免責金額といって自己負担金が5,000円必要です。
さすがに何でもかんでも無料で補償できるわけではありませんが、
自然災害だけでなく、人的な事故に対しても補償してくれるのはかなり手厚いですよね。
小さいお子さんがいらっしゃったり、高価な家具家電がたくさんあるご家庭には、
リスク対策として非常におすすめできる保険です。
なお、タマホームの家財保険は口数方式となっており、補償限度額を1口100万円で決めることができます。
筆者は7口の700万円で補償限度額を設定しました。

偶然な事故でもいいなら何でもかんでも呼んじゃいそうだな。

そうならないための5,000円負担だと思いますが、家電製品とかであればじゃんじゃん利用していきたいところです。
5.特約

特約とは、保険におけるオプションのようなもので、基本保険だけでは補償しきれない+αを補う商品です。
筆者はタマホームの火災保険に建物付属電気機械的事故補償特約というものを追加しました。
名前が長くわかりづらいですが、家に初めから付いている電化製品の故障に対して補償してくれる特約です。
入居した時からある食洗器やトイレ、エコキュートなどが対象となります。
電化製品に急にトラブルが起きた際の補償も火災保険で補うことができるのはありがたいですね。
特にエコキュートや室外機は野外に設置しているので故障が生じやすく、修理費用がかからないのは安心です。
一方で例外として、
・故障の原因が自然劣化である場合
・施主支給品として自分で調達した商品である場合
は対象外となりますので注意が必要です。
タマホームの保険には、この他にも前述した特定設備水災保障特約、
家に限らず日常生活での事故も補償できる個人賠償責任保障特約、弁護士費用特約
などの特約が用意されておりますが、筆者が契約したのは建物付属電気機械的事故補償特約のみです。

保険にもオプションみたいなのがあるんだな。

たくさん選びすぎるとその分保険料も上がってしまいます。本当に必要なものだけを選ぶようにしましょう。
火災保険は早めに見積りを!
以上、筆者が実際に加入したタマホーム火災保険の保険内容についてでした。
ここでひとつだけ必ず覚えておきたいのは、
火災保険は原則、入居日までに加入しておく必要があるということです。
マイホームでの生活が始まった時点から保証されなくてはならないので当然といえば当然なのですが、
入居の直前は建物の最終確認や引っ越しの準備などに追われ、火災保険に悩む時間がほとんどないのが正直なところです。
実際に筆者もタマホームの火災保険に加入した一番の理由が他の保険と比較する時間がなかったからです。
そうならないためにも、これから火災保険を決める方には、火災保険の無料診断サービスを使ってみることをおすすめします。
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保険会社も東京海上日動や損保ジャパン、あいおいニッセイ同和損保など信頼できる大手の商品を扱っています。
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