さいしょに

家づくりにおいて重要度が高く、毎日の生活に欠かせない場所…それがキッチンです。
マイホームを建てるにあたって「キッチンだけはどうしても妥協したくない!」と考えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、2022年にタマホーム「大安心の家」でマイホームを建てた筆者が実際に採用したキッチン、
リクシルの「AS(エーエス)」について紹介したいと思います。
タマホームではキッチンを複数のメーカーから選ぶことができ、
オプションの有無やカラーバリエーションなど選択肢が非常に多く、自分だけの理想のキッチンを作り上げることができます。
今後長く使うであろうキッチンですから、なるべく後悔のないように様々な情報を入手したうえで決めたいですよね。
タマホームのキッチン選びでお悩みの方はもちろん、
リクシルのキッチンに興味がある方にも参考になる内容かと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
- キッチンの設計について検討中の方
- タマホーム「大安心の家」のキッチン選びでお悩みの方
- リクシル「AS(エーエス)」の特徴を知りたい方

多くの人がこだわりたいのがキッチンだろうから後悔のないように選びたいよな。

わが家もキッチン選びには特に時間を割きました。
今のキッチンに決めたきっかけも紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
1.タマホームのキッチン
タマホームでは浴室のメーカーをリクシル、TOTO、タカラスタンダード、そしてパナソニックの4社から選ぶことができます。
各メーカーの特徴は以下の通りです。
○クリナップ…ボタンひとつで換気扇掃除ができる「洗エールレンジフード」
○EIDAI…吊戸棚収納が降りてくる「プルダウン収納」
○タカラスタンダード…お手入れ簡単で傷にも強い「高品位ホーロー素材」
○リクシル…豊富なデザイン、収納便利な「アシストポケット&シェルフ」
各社とも独自の性能があり、どれも捨てがたいメリットばかりですよね。
さらに「大安心の家」では共通して以下の項目を標準仕様内でそれぞれ好みに変更することができます。
・キッチン形状(I型orL型)
・ペニンシュラ型(片側壁寄せ)orアイランド型(完全独立)
・吊り戸収納の有無
・キッチンワークトップの高さ(80cm/85cm/90cm)
・食洗器の有無(浅型食洗器)
ここまで細かく仕様を変更できるのは注文住宅ならではのメリットですね。

それぞれ独自のメリットがあるうえにこんなに選べると迷っちゃうよな。

私も全部よく見えてしまって一つに決められませんでした。
2.リクシルを選んだ理由

4社のメーカーの中からわが家がリクシルを選んだ理由を3つ紹介します。
デザイン

リクシルならではの最大の特徴は何といってもデザインの豊富さにあります。
特に扉色のカラーリングはキッチンの印象を大きく左右する要素になりますよね。
リクシルは標準仕様内のグレードで22種類ものカラーバリエーションから好みの色を選択することができ、
他のメーカーと比較しても最も種類が豊富でした。
わが家が選択した扉色も他社では取り扱っていないデザインだったため、リクシルを選ぶことになった大きなきっかけとなりました。
特にタカラスタンダードのキッチンは高性能なホーロー素材で作られていることから、扉も独特な光沢のあるデザインとなっていて、
マットな質感が好みである妻のお眼鏡には敵わなかったようで不採用となりました。
開放感

リクシルのキッチンを選択することで、キッチンに開放感を持たせることができました。
わが家はキッチンとダイニングとの間に遮るものがなく、一体となっているキッチンが理想でした。
他のメーカーでも変更できる共通項目なのですが、唯一クリナップだけは「洗エールレンジフード」が搭載されているため、
コンロ前に壁ができてしまうとのことで不採用としました。
また、EIDAIの特徴である吊戸棚が降りてくる「プルダウン収納」も吊戸棚自体を無しにしたため不要でした。
どのメーカーも一流なだけに性能や特徴を比較し、消去法で判断する際の材料として選択しました。
収納力
キッチン下収納の使いやすさも大きな判断基準となりました。
タマホームのキッチンサンプルで各社の収納を実際に比較したところ、最も使い勝手が良さそうなのがリクシルでした。
シンク下の収納が大容量で、包丁やまな板の収納部分はもちろん、鍋蓋やフライパンをしまうことができるアシストシェルフも標準で付いているのが魅力的でした。
わが家は深型食洗器をオプションで追加したため、収納部分が一つ少ないですが、
この工夫された設計のおかげで今のところ余裕のある収納を実現できています。
また、キッチンにセットで付いてくるカップボードの収納力も抜群です。
特にリクシルのカップボードは、標準内で下段の一部がごみ箱収納になっており、
キャスターがついているので、いつでも簡単にごみ箱の存在を隠すことができます。

ちょっとしたポイントかもしれませんが、使う人の快適さを追求した設計が随所に散りばめられており、
決断のきっかけになった部分でもあります。

ホーローや洗エールレンジフードじゃなくてもこんな細かいメリットがあるんだな。

キッチンにデザインと使いやすさを求める方にはリクシルがおすすめです。
3.選択したカラー・設備
ここからは実際にわが家が採用したカラーリングや、選択した設備を紹介します。
扉・カップボードカラー

キッチン扉と背面のカップボードにはグレージュスタッコというカラーを採用しました。
この色はタマホーム「大安心の家」のリクシル標準仕様であるグループ3というグレードには含まれておらず、グレードを一つ下げたグループ2に所属するカラーでした。
グループ3には前述の通り22種類ものカラーが用意されていますが、それよりも低いグレードに好みの色があれば、
追加費用なしで選択することができました。
また、タマホームでは背面のカップボードもキッチン扉と同色となるのが標準仕様のようで、
別の配色にするにはオプション扱いとなってしまうようです。

LDKのキッチン部分はグレー系統の色でまとめたかったため、グレードが低くとも好みのカラーを選択することができて満足しています。
シンク

人工大理石5色とステンレスのいずれかで選ぶことができますが、悩んだ末ステンレスを選択しました。
シンクとワークトップの両方で人工大理石を追加費用なしで選択できるのがリクシルならではの魅力であり、継ぎ目のないキッチンは見た目もすっきりするのですが、
陶器を落とすと割れやすい、汚れがシミになりやすいといった
人工大理石のリスクを考え、使い慣れていて馴染みのあるステンレスを選びました。
実際に使用すると丈夫で手入れも簡単なステンレスは非常に使いやすくて後悔はないのですが、
せっかくリクシルを選んだのなら人工大理石のシンクに挑戦してみてもよかったのかなと思う時がたまにあるのも事実です。
ワークトップカラー

キッチンワークトップはホワイト、グレー、ベージュの3色からグレーを選択しました。
リクシルのワークトップは人工大理石でできているのですが、グレーとベージュには石目調のような模様が入っているのが特徴的です。
この模様がより大理石のような雰囲気を醸し出してくれていますし、扉色や壁紙のグレーと同系色にすることで統一感を生むことができています。
このグレー色をワークトップに採用できたのは満足していますが、前述したシンクには同じ色がなく、
両方を人工大理石にしても色の違いが目立ってしまうのもステンレスを選んだ理由のひとつです。
ワークトップとシンクを全くの同色にするにはホワイトしか選択肢がありませんので、ここはもう少しカラー展開を充実してほしかった点でもあります。
ワークトップ高さ

床からワークトップまでの高さは85㎝を選択しました。
これは包丁を扱ったり、コンロを操作するうえでの高さとなるため、キッチンを使う家族全員に対応できる高さである必要があります。
私たち夫婦は妻が150㎝前後、夫が175㎝前後と身長差がありますので、高すぎず低すぎない高さを選びました。
実際に使ってみてもお互いに不便を感じる高さではないため、この規格を選択してよかったなと思っています。
一般的に使いやすいとされているキッチンの高さを計算する方法として「身長÷2+5cm」という計算式がありますので、
高さ調節が可能な場合は、一つの目安として参考にしてみてください。

全体的にグレーでまとめたんだな。

最初にイメージカラーを決めておくと色選びで悩まず決めることができるのでおすすめです。
4.オプション

わが家のキッチンにはビルドイン食洗器を採用しましたが、オプションとしてこれを深型へ変更しました。
オプション費用として53,400円が追加でかかりましたが、採用してよかったオプションのひとつです。
約60Lの大容量で、大きさにもよりますが約48点もの食器を一度に収納することができるそうです。
実際にわが家も1日で使ったフライパンや大皿などを夜にまとめて食洗器に入れて一気に洗ってもらっています。
すすぎや乾燥も同時に済ませてくれるので、あとは翌朝綺麗になった食器をカップボードに収納するだけ。
簡単かつ衛生的で、時間がない平日などはとても助かっています。
気になるのは水道代や光熱費のコスト面ですが、一般的に手洗いよりも5分の1から9分の1までも水道料や電気代を節約できているそうです。
ただこの数字はお湯で長時間にわたって手洗いをした場合と比較しているので、実際にはそこまでの差がないのかもしれませんが、
思っているよりも少量の水とお湯で食器洗浄ができているのは間違いないようです。
また、洗い物をシンク横などのスペースに置く必要がなくなり、ワークトップも常に広々使うことができます。
時間的にも空間にも、さらに経済的にもあらゆる面でメリットがあり、非常におすすめしたい設備です。

ここまで良いことだらけだともう手放せなくなるな。

導入費用はかかりますが、長い目で見れば回収できるし、時短にもつながるのでおすすめです。
機械に頼れるところは頼ってしまいましょう。
さいごに
以上、タマホーム「大安心の家」のキッチンとして選べるリクシル「AS(エーエス)」についてでした。
注文住宅のキッチンはどんどん進化を続けており、そこで料理をする人のことを考えた設備や設計が次々と導入されています。
メーカー各社も独自の特徴を取り入れて他社との差別化をはかろうとしている企業が多く、
消費者からすればありがたい一方で悩みの種となってしまうこともあります。
メーカーや設備が決断できずキッチン迷子にならないためにも、どんなキッチンが自分にとって快適なのかを明確にしておくことが大切です。
毎日キッチンに立つのが楽しみになるように一つ一つの特徴をよく理解し、ぜひ細かい部分までイメージしながら検討してみてください。
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