さいしょに

注文住宅の家づくりにおいて、意外と悩みの種となるのがコンセントの配置です。
生活に欠かせないコンセントですが、設置場所を誤ったばかりに
「こんなところに付けずにあっちに付ければよかった…」と後悔したくありませんよね。
コンセントの数が少なすぎるのは言うまでもなく大問題ですが、
多くの住宅会社では、標準で設置できるコンセント数には限りがあり、
それを超えた分はオプション扱いとなってしまいますので、あまりにたくさん設置するのもコスト面からお勧めできません。
つまりコンセントは必要な場所にのみピンポイントで設置せねばならず、設計の段階でその決断を下さなくてはなりません。
そこで今回は、実際に注文住宅でマイホームを建てた筆者が、生活してみて付けて良かったと感じた場所、
そして意外と不要だったコンセントの設置場所を紹介します。
一軒家での生活を具体的にイメージできるよう、実際の使用例も踏まえて理由を解説しますので、コンセント決めの参考までにぜひ最後までご覧ください。
- 注文住宅のコンセント配置でお悩みの方
- 建築費を少しでも節約したいが、他に削る箇所が思い当たらない方
- コンセント配置で後悔したくない方
筆者宅の追加コンセント総額

はじめに、わが家では標準仕様以外でコンセントの追加(オプション分)を計10箇所増設しました。
注文住宅をタマホームの「大安心の家」という商品で建てたのですが、
コンセントの増設1箇所につき4,000円(税別)の費用が必要でしたので、
かかった総額は43,900円となりました。
ちなみにタマホームの標準仕様では、住宅間取りの各部屋に2つずつコンセントがつきます。
コンセントカバーは白のみで、色の変更はオプション扱いとなります。
設置位置や口数の制限はありませんでしたので、
オプションとは言えど自分の好きな場所に好きな数だけコンセントを設置できるのは注文住宅ならではのメリットですね。
なお、筆者が建てたタマホーム「大安心の家」の建築総額は別記事にてまとめてあります。
コンセントだけでなく他のオプション費用も紹介していますので、参考までにこちらもあわせてご覧ください。
つけて良かった場所①ダイニング


コンセントを設置してよかった場所の1つ目はダイニングスペースです。
わが家のメインルームであるLDKはリビング・ダイニング・キッチンが1室にまとめてありますので、
前述の通りタマホームの標準仕様ではコンセントが2つしかつきませんでした。
あらゆる場面を想定してLDKには各所にコンセントを設置しましたが、その中でも最も使い勝手が良いのがダイニングです。
ダイニングテーブルの近くにコンセントがあることによって、ホットプレートなどの調理家電はもちろん、
PCをつなげてワークスペースとしても活用することもできます。
BRUNOのホットプレートやIHプレートを食卓の真ん中で使いながら家族でたこ焼きや鍋を楽しむには必要な電源です。
また、わが家は2階に書斎があり、パソコンを使う作業場所は書斎がメインですが、
ダイニングは広い空間で作業したい時や、気分転換にはもってこいの第二の作業場所となっています。
ダイニングは食事をとる場所ととらえがちですが、コンセントがあることによって様々な用途に応用できる場所でもありますよね。

ワンルームにすることでいろんな場所でコンセントが必要になるんだな。

延長コードを極力使わないよう効率的に配置していきたいですね。
つけて良かった場所②キッチンワークトップ

キッチンの作業スペース(ワークトップ)に設置したコンセントも役に立っています。
キッチンカウンターの立ち上がり部分にコンセントを設置することで料理中のストレス軽減に貢献してくれています。
ミキサーやみじん切り器などが使いやすいだけでなく、料理中のスマホやタブレットの電源としても使用することができ便利です。
また、キッチンカウンターに立ち上がり部分を設けることにより、
リビングからの視線を防ぎ、ワークトップやコンロ周りを隠すことができます。
フルフラットキッチンはおしゃれで清潔感がありますが、コンセントの設置や利便性といった面から
立ち上がりカウンターも候補に入れてみてはいかがでしょうか。

毎日使うコンセントじゃないかもしれないけど、ちょっとした時にありがたい場所だな。

リビング側からは全く見えず、存在感もないので立ち上がり部分に設置するのはおすすめです。
つけて良かった場所③階段下収納

地味ですが活躍してくれているのが、階段下収納内のコンセントです。
わが家はこのスペースにコードレス掃除機を収納しており、コンセントを設置することで充電場所として役立っています。
コンパクトかつ軽量なコードレス掃除機は今や一軒家の必需品でもありますが、
リビングの見える位置に充電していると大きな存在感と生活感を生み出してしまう家電でもあります。
階段下収納に充電スタンドごと収めてしまうことによって生活部分を広く見せることができますし、
リビングのコンセントを1つ空けることもできます。
また、電源タイプのWi-Fiルータの収納場所としても有能です。
階段下収納を上手に活用することによって、生活感のないシンプルなリビングを作ることができるのでおすすめです。

必須な家電製品を隠しておけるのはありがたいな。

回り階段ならスペースを有効活用できるのでおすすめです。
いらなかった場所①洗面室

続いてコンセントを増設したにもかかわらず、実際にはいらなかった場所についてです。
1つ目は洗面台がある洗面室に増設したコンセントです。
脱衣所としても使っており、浴室や洗濯室とも隣接している水回りの中心場所であったため、
念のため設置したのですが現在のところ全くと言っていいほど使っていません。
というのも、わが家はリクシルの「AS」という洗面台の1200タイプを採用したのですが、
この洗面台に合計3口ものコンセントが内蔵されていたのです。
ドライヤーやヘアアイロンなど洗面台周りで使用する電化製品は多いですが、3口もあれば十分電源を確保することができます。
事前に確認することで余分なコンセントを減らすことができたなあと内心後悔している部分でもありますので、
洗面台を選定する際は、商品についているコンセントの口数まで確認することをおすすめします。

洗面台本体にそんなにコンセントがあるとは盲点だったな。

非常に便利なのである意味では嬉しい誤算でしたが、もう少しよく調べるべきでした。
いらなかった場所②洗濯室

2つ目のいらなかった設置場所も水回り付近ですが、洗濯室に設置したコンセントも不要だったと感じています。
洗濯物の乾燥効率を高めるためにサーキュレーターなどの電源として使用することがあるかと思い、
念のため設置しましたが、ほとんど使っていません。
そもそも洗濯室には標準仕様で付いてくる洗濯機用の2口コンセントがあり、
サーキュレーターを使うにしてももう1口のコンセントで十分事足りていました。
洗濯室はファミリークローゼットともつながっているので、
もしかしたら今後何かの電源として使うことがあるかもしれませんが、
もはや今のところ洗濯かごでコンセントが隠れてしまっていますので、この場所には必要なかったなと日々感じています。

せっかくのコンセントが隠れてしまってるのはもったいないな。

乾燥もドラム式洗濯機にお任せしてしまっているので部屋干しすることもほとんどないです…
いらなかった場所③主寝室

2階の主寝室にも標準の2か所とは別にコンセントを増設しました。
主寝室は10畳と広めだったため、2台のベッドに2口コンセントを1つずつと、サブテレビ用の電源としてオプションで設置しました。
寝室にテレビがある生活に憧れがあったのですが、実際に生活してみると1階のメインテレビしか使うことがなく、不要なコンセントとなってしまいました。
見たい番組が被ってしまったりしても、今のテレビは簡単に同時録画などできますし、
寝る直前にしてもやはりリビングにある大画面のテレビを使ってしまいますね。
どうしてもテレビ用の電源が必要だったとしても、ベッドそれぞれにコンセントがなくてもよかったかなとも思うので、
寝室のコンセント配置に関してはもう少し熟考すべきだったと反省しています。
家づくりはどうしても生活スペースであるメインフロアに意識が行きがちですが、
寝室や子供部屋の設計に関しても実際の生活をイメージして配置などを決めていきたいですね。

寝てる間に使う電源なんて充電くらいなもんだもんな。

なるべくシンプルな寝室を目指すのであればコンセント数も最小にとどめると良いでしょう。
さいごに
以上、オプションとしてコンセントを付けて良かった場所&いらなかった場所についてでした。
こうして振り返ってみると、「なぜ設計の時に気付けなかったんだろう」と思ってしまうような場所ばかりですが、
家づくりでは他にも決めなくてはならない項目が大変多く、コンセントの配置まで頭が回らないのも事実です。
今回は筆者にとっての価値観で必要・不要の判断をしましたが、人によってどこが最適なコンセント配置なのかは大きく変わります。
家を建てた人の様々な体験談から自分の実際の生活をイメージしてみて、最も近そうな意見を参考にし、
快適なマイホームを目指していただければと思います。

「とりあえず付ける」っていうのがあんまり良くないことはよく分かったな。

他のオプションと比べると単価が低いのでどんどん追加してしまいがちですが、
ちりも積もれば山となります。気を付けましょう。
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